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名古屋不動産コラム

COLUMN

不動産事情 of NAGOYA

「リニア中央新幹線の開業と不動産投資」
2022.2.17

東京-大阪間を約1時間で結ぶリニア中央新幹線。
2045年の東京-大阪間開業に先駆け、東京-名古屋間の開業が、2027年に予定されています。
リニア中央新幹線は、品川駅から名古屋駅の間を約40分で結び、現在の約1時間30分から移動時間が大幅に削減されることになります。

「リニア開業で盛り上がりを見せる名古屋」

実は、リニア開業に向けて最も盛り上がっているのは名古屋であると言われており、2027年の開業に向け、大規模な再開発が進められています。
特に名古屋駅周辺では、「大名古屋ビルヂング」「JPタワー」「JRゲートタワー」といった大規模ビルが相次いで完成したことは記憶に新しいです。
リニア開業の2027年には、名鉄名古屋駅を中心とした全長440mにも及ぶビルの完成も予定されています。
また、笹島エリアや則武エリアといった周辺エリアの再開発も進められています。
リニア開業が名古屋の経済に良い影響を与え、更なる発展が期待されているのです。

リニア中央新幹線の開業で、具体的にはどのようなことが予想されるのでしょうか。
まず、名古屋のオフィスとしての需要が高まると予想されています。
交通費のことを考慮しなければ、移動時間が約40分というのは通勤圏内に入ります。
つまり、東京よりもコストの低い名古屋に事務所を構え、必要な時だけ東京に出張するという働き方が実現します。
また、東日本大震災以降、全国各地に拠点を構えることが企業のリスク管理の一つとして重要視されています。
そのため、東京に本社を置く企業が、拠点の一つとして名古屋を選択するという可能性も増えるのではないかと予想されます。
さらに、名古屋に拠点を構えることで、働く人の住居としての不動産の需要も高まります。

このように、リニア中央新幹線の開業に伴う名古屋の不動産需要が高まっています。
名古屋は元々、モノづくりの街として栄えました。
現在も、豊田市をはじめ、周辺地域と共に日本の製造業の中心となっています。
製造業に強い名古屋が、サービス業の強い東京との結びつきをより強固にすることで、更なる発展が期待されます。